疾病ごとのQ&A
店頭で聞かれる質問に対して、私なりの答えです。
少しずつ載せていきたいと思います。
Q、漢方は長く飲まないと効かないの?
A、急性病なら当然、すぐ効いて良くなります。しかし、効かす(症状を抑える)のと、治すのは違います。慢性病の場合、その原因があって、治す力が衰えて長引いているわけなので、症状と原因を良くしなければならないので時間がかかります。血液の入れ替わるのに120日かかります。少なくても、4か月はしっかり飲み続けてください。ただ、それだけ飲まないと、楽にならないということではないですよ。
01
Q、なんで、そのカードを使って薬を選ぶのですか?
A、1000通り以上ある処方から、副作用なくあなたにピッタリの漢方薬を選びたいから。貴方にもその漢方薬が選ばれたのか知ってもらいたいから。
02
一般的な事
01
Q、喉がちょっとおかしいので、病院に行ったら逆流性食道炎といわれ、胃酸を止める薬(プロトンポンプインヒビター)が出たが、こんな強い薬は嫌だから、漢方薬で何かないですか?
A、ありますよ。本来、食べたものは下に下がって行きます。逆流性食道炎は、胃の機能低下を起こし、胃の内容物が下にうまく行かなくなって逆流したりするわけです。また、食道粘膜は胃粘膜と違い防御できないので荒らすわけです。大体の場合、胃酸が強すぎてなっているわけではありません。ただ、中には本当に胃が機能亢進しているばあいもあります。胃腸の漢方薬はいろいろあります。よく、様子を聞かせてください。
胃・腸病
便秘症
01
Q、便秘薬を飲むと、お腹が痛くなるし、出ても気持ちよくないから、私にはどんな便秘薬がいいですか?
A、便秘には理由がいろいろあります。胃酸過多の人、肝臓の悪い人、胆汁の分泌の悪い人、腹部の血行が悪い人、胃腸の蠕動運動が悪い人、神経質な人などいろいろあります。あなたのような胃腸虚弱で、腸が冷えやすいタイプです。腸を温め元気にし排便させる漢方薬がいいですね。
鼻炎
01
Q、どうして、私の場合、鼻炎なのに胃腸の効能のある薬といっしょに飲んだ方がいいの?
A、その鼻炎の原因が、胃腸など消化器に溜まった水が原因で起こしているので、その鼻水の供給源を取り除かないといけないから。
神経痛・リウマチ
01
Q、膝や腰の痛みや神経痛は、どうやったら良くなってくるの?
A、漢方では、痛みは体内の気(神経の働き)、血(血行・ホルモン)、水(水分代謝)の乱れが原因となって引き起こるとされています。だから、根本的に痛みを改善するには、血行を良くし、ホルモンの出方を盛んにして、血の働きを整え、体内の不要な水分をなくして水分の調整をし、アレルギー毒素を取り除き、気持ち機能を調整するような薬を 飲めばいいですね。
02
Q、ガングリオンは飲み薬で治りますか?
A、ガングリオンは関節のところにできた袋状のものです。中はジェリー状の関節液で、注射器で抜いても、又溜まります。負担がかかって、血行と水分代謝が悪くなってできたものなので、血行と水はけを良くすると治ります。
風邪
01
Q、どうして、葛根湯や小青竜湯は、胃腸や心臓の弱い人や血圧が高い人には不向きなの?
A、葛根湯や小青竜湯の中に入っている麻黄という生薬の中にはエフェドリンといって交感神経を緊張させる成分が入っているので、胃腸や心臓の弱い人や血圧の高い人には不向きなのです。ただ、効かないというわけではありません。もちろん、麻黄の入っていない、よく効く漢方風邪薬やせき・たんの漢方薬もありますよ。
02
Q、風邪をひいって、風邪薬を飲むと、熱は下がるけどいつも咳が残ってしまう。
A、その人にとって、その風邪薬が強くて肝臓に負担にあり、その内熱が咳となってでます。風邪薬を変えることと、今、咳が続いているならば、
肝臓の負担を取ってあげなければなりませんよ。